銅版画展初日

 昨日の私好みのファドの歌手はパトリシア・ロドリゲス Patricia Rodrigues 。そのポルトガルの植民地だった、西アフリカ沖の島国カーボ・ベルデにはMORNAという様式の音楽がある。最も知られた歌手はセサリア・エヴォーラ Cesaria Evoraオバサン だろう。その彼女がポーランドの歌手 Kayah と共演していて驚いた。Kayah は、このCDで親しんでいた。

 哲学者の内田樹が 13日のブログで興味深いことを書いている。

「どれほど『ろくでもない世界』に住まいしようとも、その人の周囲だけは、それがわずかな空間、わずかな人々によって構成されているローカルな場であっても、そこだけは例外的に『気分のいい世界』であるような場を立ち上げることのできる人間だけが、『未来社会』の担い手になりうる。」

 深く共感。K美術館の宣伝文は「心地よい美の空間へ」。我が街三島もそんな空間にしたいとグラウンドワーク三島を拠点に活動している。