気まぐれ日本文學全集

 昨日の画像は顰蹙を買ったけど、この「オオカミとブタ。」は皆が面白がった。失地回復。やれやれとブックオフ長泉店へ。芦辺拓明智小五郎金田一耕助原書房2002年初版帯付、角田光代・他「いとしさの王国へ」中央公論新社 2003年初版帯付、計210円。

 気になっている架空(夢?)の企画、「気まぐれ日本文學全集」。とびっきりすっ飛んだ人選だ。なかでも石田五郎、宇崎純一、松崎天民の三人は、この企画まで全く知らなかった人。今だって知らんけど。こんな企画、ワクワクする。山名文夫の文章なんかすごく気になる。お洒落だろうなあ。人選を見れば見るほど空想が広がる。詩人俳人が選ばれているのに、歌人が選ばれていない。ミステリ作家もいない。ミステリを書いている人には小沼丹戸板康二宮脇俊三がいるけど、ミステリが本業ではない。こういう人選には外野席からイチャモンがつくのが必定だけれど、半畳を入れたくなるわあ。というか、これを肴に侃々諤々、喧々囂々、喋り尽くしたくなるのはマニア(知ったかぶり)の性か。