見て楽しい、読んで愉快

 昼食を終えた時、若い知人女性から源兵衛川を愛する会の活動について問い合わせの電話。
「お忙しいとろを突然すみません。」
「あなたからの突然の電話はいつでも歓迎。」

 昨日の美術手帖「日本近現代美術史」のコチコチの論評でカチカチになったオツムを赤瀬川原平「イギリス正体不明」東京書籍でほぐす。コテコテの現代美術の画像と違ってこちらは見て楽しい、読んで愉快。美術的な言葉もさり気なく。

「石の煮凝り」物凄く古い壁だが、その古さが物凄く新鮮であることの不思議。

「煮凝り教会」古びて汚なくなるものと、古びて綺麗になるものと、その違いはどこにあるのだろうか。

「靴で踏むケーキ」材質感は、それだけで人をしあわせにすることがある。でもそのしあわせ感は、言葉では説明できない。