ナニコレメジロの巣

 美術館玄関脇、窓際の小さなモミジの枝にテニスボール大のメジロ(?)の巣。ヒナがピーピー賑やか。事務室の窓を開ければメジロの巣。手を伸ばせば届く高さに作るとは、まあ、信頼されたのか、勘違いしたのか。来館した友だちに親がいないときに下から仰ぎ見せたら、ヒナが顔を出していて、えらく喜ばれた。鳴き声は日一日と強くなり、きょうは巣から出て枝にとまったり。エサはまだ親から。影絵を見るよう。……巣立った。

 ブックオフ長泉店で二冊。島田荘司「嘘でもいいから殺人事件」集英社1984年初版帯付、筒井康隆「細菌人間」出版芸術社2000年初版、計210円。「細菌人間」の巻末広告に夢野久作「死語の恋」。「ハハハハハ。イヤ……失礼しました。嘸(さぞ)かしビックリなすったでしょう。」はい。「死後の恋」が正しい。