展示替え/知識・経験・直観

 前世紀の雑誌だったと記憶しているけど、昨夜見つけられなかったのが、芸術作品の良し悪しを判断するには「知識・経験・直観」が必要不可欠という文面。この三点セットは、以来ずっと頭から離れない。知識と経験は、努力すればなんとかなるだろうけど、直観力は努力だけでは培えない気がする。生まれつきの能力が与かる部分がかなり大きいと思う。はてさて、私はどうだろう。優れた絵を見抜く力はあるけれど、女を見る眼は無いわねえ、というのが大方の女性たちの見方。はあ〜。まあ、女性ではいらぬ苦労のしっぱなしだから、そう言われても仕方が無い。このことからも直観力は努力して得られるというものではない気がする。

 友だちの助言を得て、展示替え終了。夏らしく明るくスッキリ、すごい作品が美しく並んだ。油彩画、水彩画、水墨画木版画、デッサン、写真……具象、抽象。見応え十分。自画自賛してしまう。ふう、疲れがどっと出た。