地上資源

 昨晩はNPO法人えがおつなげて代表理事 曽根原久司氏の講演を聴く。演題は「都市との多面的交流による農村地域の活性化」。じつに興味深い内容だった。日本には地下資源は乏しいが、地上資源の宝庫である、という指摘には目からウロコ。森林資源、水資源だ。都市鉱山よりも有望だ。

 風が激しく吹いている(みなみらんぼう「途上にて」風に)。知人からのメールは不景気な話。不景気といえば、昨晩の講演で九月に景気の底割れがアメリカから発生、と予想していた。私も同じ予想。そんなときに総選挙。どんな結果になろうとも、次の内閣は困難な経済運営に直面するだろう。なんて他人事のように言っているうちが花。どこから火の粉が降りかかってくるかわからない。しかし、悩むも悩まないも人生。それなら悩まず、打開策を見つけて生きましょう。と、昨晩の講演で元気づけられた。曽根原久司氏は「世界経済バブルの崩壊で、日本は内需型産業を育成しないと雇用が失われる。」「日本の農村は戦後最大のチャンス」と仰る。そのとおりだと思う。今は日本経済の大転換期。美術界も大転換期に突入しているのでは?