月曜休館だけれども、きょうは開館、明日休館に。午前十一時前に早々と来館者。開けてよかった。
「寺山修司少女詩集」角川文庫を拾い読み。「愛する」章の無題の三行の詩。
あなたの
一本の黒髪が
地平線になりました
別のページの短歌。
見るために両瞼をふかく裂かむとす剃刀(かみそり)の刃に地平をうつし
パラパラと開いたページの最初の詩句を読む。334ページ。
たし算は
愛の学問です
336ページ。
どうなるだろうか
人生の引き算について考えると
ぼくは何だか
さみしくなる
335ページの最後の詩句を見る。
愛からきみを引くと
ブックオフ長泉店で二冊。赤松啓介「差別の民俗学」ちくま学芸文庫2008年5刷、斎藤貴男「不屈のために」ちくま文庫2005 年初版、計210円。後者の鈴木邦男の解説冒頭。
「やはり、<言葉>なんだ。人を生かすのも殺すのも。」