怪奇日蝕

 皆既日食をつい怪奇日蝕としてしまう。式貴士「怪奇日蝕」角川文庫を持っていた。しかし、曇天。暗くなったのかまるでわからん。

  昨日の収穫、各種木製糸巻きの汚れを落とす。はてさて、これをどう活かすか。鋼鉄の歯車、大中小は、歯が斜めについているので、重ねるだけで絵になる。まるでバベルの塔。金属の歯車の類は置き方によって、それだけでオブジェになる。使用価値と鑑賞価値の双方を兼ね備えている。たいして木製の糸車の類は、金属金具もそうだけれど、使い込まれた経年変化の渋い美しさを生み出している。でも、造形的にはいまいち魅力に欠ける。それをどう活かすか。