「明治の漢詩文」

 昨夜はNHKテレビ「TOKYO カワイイTV」〜「 着信御礼 ケータイ大喜利」を視聴。笑った。「おすすめ爆笑作品」はお笑い遺産候補だ。昨夜の十文字作文のお題「めんどくさっ」で他に気に入ったは「母にオフサイドの説明」

 昨日触れたドナルド・キーン「日本の文学の歴史 10 近代・現代篇1」中央公論社1995年初版、「明治の漢詩文」から。

「日本人の手になる漢詩文に対し、正確な評価を下すことはむずかしい。文明開花のさまを巧みに詠んだ詩は、たしかに珍重すべきだが、かといって、散文で書いても同じように面白かったはずといえるのである。」90頁

「このさき、仮に漢詩文の復興があったとしても、明治期の作品は、化石として、興味の対象となるのが関の山だろう。八世紀いらい、日本の知識人にとって、教養の中の重要な地位を占めてきた漢詩文は、余暇のみあって主張のほとんどない文人の消閑の具になってしまったのである。」92頁

 今夕はフラメンコの美術館ライヴ。お昼から準備。機材を搬入、設置する人。ギターを爪弾く人。歌合せをする人。ステップを踏む人。なかなか賑やか。60席は満席。華やか。おお、ここはスペインか。血が騒ぐなあ。