展覧会初日

 小雨だけど風が強いのでバスで来る。昼前に止む。普段手入れをしていない細々としたところを濡れ雑巾と乾いた布で拭く。あれ、汚れが落ちた。展示室がすっときれいになった印象。美だけでなく、汚れも細部に宿る、か。ついでにパソコン周りもお掃除。きょうはお掃除オジサン。あちこちお掃除。せっせっせ。ふう。午後ぱたぱたと来館者。好評。やれやれ。夕焼け空を見ながらジャズ・ピアニスト、ジュニア・マンスの「ウィスパー・ノット」をYou Tube で聴く。

 5日に取り上げた太田忠司お気に入りシリーズから、北森鴻「花の下にて春死なん」(「花の下にて春死なん」講談社文庫収録)、連城三紀彦「桔梗の宿」(「戻り川心中」講談社収録)、有栖川有栖「英国庭園の謎」(「英国庭園の謎」講談社文庫収録)、戸板康ニ「グリーン車の子供」(「グリーン車の子供」講談社文庫収録)を読んだ。どれも稚気の技巧が冴えている。みごとな作りものだ。