翻訳詩

 6日にカワセミの出てくる詩を話題にし、昨日はカワセミを見たので、T・S・エリオット「世界の詩 43 エリオット詩集」彌生書房1967年初刊1973年4刷を開く。鍵谷幸信訳の詩「バーント・ノートン」の「IV 」にその詩句はある。

翡翠の翼が光と交感し合うと/静かになる 光は静寂だ/動きつつある世界の静かな点で。≫

≪かわせみが矢の如く飛んで、光りは光りに答え、静寂となり、光りはなお回転する世界の静点にある≫

 下の6日の詩句は土居光知の訳。印象が全然違う。困ったことだ。

 三浦朱門「箱庭」文藝春秋1967年初刊を四十年ぶりに再読。

≪百合子は濃い赤いオーバーを着て、若い娘のように、膝ちかくまである黒いブーツをはいていた。≫

 今と変わらぬ服装だ。安岡章太郎「幕が下りてから」には「乳当て」が出てきてビックリしたけど。ブラジャーというよりもエロっぽいわ。

 給水塔系サイト「癸卯雑識(きぼうざっしき)」のトップページに笑った。「USO 800 認証取得」