アナログはいい

 昨晩、グラウンドワーク三島の忘年会で初めて同席された方がオーディオマニアで、ネットで中古の、というよりも往年の、と書くべきだろうオーディオ銘器を購入しているとのこと。サンスイのアンプや三菱のスピーカーなど、若い頃聞き知っていた製品だ。その方は多くのマニア同様、CDが出たときにアナログレコードを売っぱらってしまったという。私はそのまま抱え込んで幾星霜。忘年会の最中に会場を抜け出して徒歩二分の自宅へ案内。中級機というよりも入門機に近いオーディオ機器でジャズのLPレコードを二枚試聴。アナログならではのいい音です、と感想を述べられる。理論より自分にとってよい音を目指していることをよくご理解いただけたようで、これは嬉しい。昨日書いた「古いものでも安全なもの、いいものは変えないという思想」がこの私のセッティングにもあると気づいた。知人を連れてきたいと仰る。それよりも美術館へ来てほしいわあ。

 ネットで拾った文。すごくよくわかる。美術鑑賞にもいえることだ。

≪スポーツ全般、あるいは将棋や囲碁などの経験者なら思い当たるかも知れないが、上級者との実力差が余りにも開き過ぎてると、かえって上級者の凄さは分からない。自分の実力が向上したのを自覚出来るレベルまで来て初めて 、相手との実力差が分かるようになる。≫