春……のよう

 春のような陽気。昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。二階堂黎人(れいと)「魔術王事件(上・下)」講談社文庫2007年初版、計210円。

 堀江敏幸「回送電車」中公文庫を半分ほど読む。肩の力の抜けた文章で、さりげなく鋭いことを書いている。小説よりもいいんじゃないかな。

≪恋は掌に宿る。≫90頁

≪不意に出来する事件をコントロールし、流れ込んでくる力に対抗しながら、予測がつかないものを迎えること。外に開かれた自身の身体とどのように交歓し、どのように孤独を耐え抜くか。それが書くことの本質なのだ。≫135頁

 後者は、描くことにも言える。

 ネットの拾いもの。

≪学校からのプリントに
 「○○日は給食がないのでお弁当を持たせてください」と書いたら
 空の弁当箱を持たせてきた親が何人かいたそうな。

 なもんで「中身を詰めたお弁当を持たせてください」って表記に変わった。

 次に見たら「お菓子ではなくご飯を入れてください」って注釈が入ってた。≫