閑だから本を読めた……わけでもない

 昨日ふれた浅川マキのお別れの式が、昨晩のNHKニュースで放送された。一日間違った。昨夜NHKテレビだったか教育テレビだったか、何気なく観たら「中野不二男 宇宙人文学」という題の番組。宇宙人の文学って何だろう、SFか、とそのまま視聴すると、なんじゃない、宇宙からみた人文学(じんもんがく)だった。例えば縄文時代遺跡の地層地形を、宇宙からの眼=GPSなどの最新技術を駆使して、当時の生活のありようを探るというもの。三内丸山遺跡は、当時は海辺にあったことが、最新技術で判明。おしまいまで観てよかった。恥をかくところだった。

 橋本治「大不況には本を読む」中公新書ラクレ2009年初版を読んだ。十八世紀後半、ヨーロッパの産業革命以来の経済システムが行き詰まった二十一世紀初頭。よって大転換を図るべき。どのように、いかにして? 最初からグイグイ惹きこまれた。これは凄い本だ。西洋人の欲望に突き動かされた経済活動を、心の中まで見通す機器で宇宙から観測していた人か、橋本治は。終章から。

≪既に、日本近代の百五十年は、壁にぶつかって「過去」になってしまいました。「これからどうするか?」を考えるためには、「過去」を振り返ることが需要です。「現在」が混乱の中にあって、その混乱が収まったとしても、「その先」が見通せないような時には、特に。≫229頁

≪時代というものは、「重要なもの」を平気で埋もれさせる。だから、その結果として、時代は「先細り」にもなる。そして、「時代が埋もれさせた重要なもの」を発見するあなたは、「その時代の延長線上」に生きていたのです。「なんでこんな重要なものを埋もれさせていたんだろう?」と「その時代」を振り返るあなたは、同時に、「自分の忘れていた重要なもの」を発見してもいるのです。≫230頁

 ネットの拾いもの。

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 ふう。どれもホントにあるみたいだ。へえ〜。