散る桜、カワセミ

 朝、源兵衛川を歩く。中流部の水の苑緑地では小枝にとまる番のカワセミ。今年は雛が孵ったんだろうか。遅咲きの枝垂桜は三分咲き、染井吉野は盛りを過ぎて散りかけている。地面は花びらの絨毯、川面は花筏三嶋大社と違って通る人もまばらな静かな観桜。あまりにいいので、友だちの車で再来、うららかな日のもと、お弁当を持ち込んで桜の下で友だちとお昼。花びらがご飯に落ちる。カワセミが飛んでゆく。

詩人の金子光晴が雑誌「ちくま」1970年12月の第20号に文を寄せている。「かつてわが愛誦した詩」。

  丘のうえの一もとのさくらは

  夕風におぼるなり

  さくらのしたの白き兎は

  夕月に眼とざすなり

≪これは私の少年の頃誦した黒田忠治郎氏の抒情小詩である。≫

≪黒田さんの作品のなかには、こうした詩がたくさんあったことを、つけ加えておきたいと思う。黒田さんの抒情にひかれて、私は詩を書くようになった。≫

 ネットの拾いもの。

≪「新党やすらぎ」、「新党ぬけがけ」、「新党もうろく」、「新党しにかけ」、「新党かんおけ」、「余党」≫