臨時休館/社会的共通資産

 きょうは某コンサルタント会社の新人研修の講師役のため休館。案内する源兵衛川や清住緑地は、宇沢弘文の社会的共通資本 Social Overhead Capital にならって「社会的共通資産 Social Overhead Property 」と呼びたい。こう名づけることで、その場所のもつ社会的歴史的意味合いがぐんと深くなるように思う。今までは地域の宝という言葉で言い表してきたけれど、社会的共通資産と位置づけることで、学問的根拠が与えられるような。公衆トイレは社会的共通資本の一つだけれど、昨日三島市から届いたメールにはあきれた。三島市にある佐野美術館 へ入る門の横にある、三島市が作った豪勢な公衆トイレが、佐野美術館の休館日だけでなく展示替えの時も閉鎖されている問題を市に問うたところ、こんな回答。

≪佐野美術館前のトイレの件ですが、
 あのトイレは、佐野美術館来客用のトイレとなって
 おりまして、開け閉めについても佐野美術館で
 行っていただいております。
 そのため、木曜の休館日のほか臨時休館日にも閉鎖しております。≫

 市が一私立美術館のための豪勢なトイレを誰でも使える屋外に作るか。毎日開けられないのなら、他に依頼するか、自分たちで管理するべきではないのか。三島市の歩く案内地図に堂々と載っているトイレの使えない日が多々あるのは問題だろう。グラウンドワーク三島は、こんな情けない三島市と二十年近く付き合ってきたが、そのおバカ体質はずっと上書きされているようだ。

 ネットの拾いもの。

≪受験を前にした時期の全校朝会で校長。

 「さあ、サジは投げられた!」≫