春の海

 久しぶりの好天、開館前に友だちの家まで自転車で行き、友だちの車に便乗、沼津市千本浜で春の海を眺める。富士山もにっこり。

 武正秀治「デザインの煎じ薬・全十三包」美術出版社2003年初版を読了。煎じ薬のようにじわじわと効いてくればいいが。

 昨日の二十世紀の芸術本だけど、小説や詩歌には、一人の編者による偏愛的アンソロジーがたくさんあるけれど、私の視野が狭いからだろうが、美術には名作選といったものしか見当たらない。テーマ別の美術アンソロジーがあれば面白いのに、と思うのだけれど、今の出版状況では無理か。勝手に編んウェブサイトを作ったほうがてっとり早いかも。顧みれば、K美術館のサイトだって、私の評価する作品の一部を公開しているのだから……。

 リストラされてゆく某出版社社員のブログたぬきちの「リストラなう」日記、手厳しいコメントが読ませる。

 9日に記した佐野美術館前のトイレの閉鎖の件は、上司の部長の判断で木曜日の休館日以外は開けるようになった。木曜日も、開ける方向で検討することに。

 ネットの拾いもの。中途障害者の夫を、奥さんが慣れない車に載せて運転、外泊訓練に。

≪旅館でのダンナの血圧が高かった件について主治医に報告、相談したところ「慣れない環境での緊張と興奮」「奥さんの運転技術によるストレス」の二つが原因というご託宣が下った。しかもそれを一語一句そのままカルテに書いていた……。先生、せめて後者は消しといてお願い。≫