隔たり

 雨だけど徒歩。一昨日の静岡新聞読書欄、作家前田司郎の文章から。

≪知識は後天的に手に入る情報、知能は先天的にある程度決まっている能力、そして知恵は知能を駆使して知識を有機的に結びつけ未知に挑むための力。知恵こそ重要なのだ。(引用者:略)知能は既に手元にあった。私には知識が必要だった。知恵を得るための努力、それが勉強だったのだ。≫

 勉強しなくっちゃ。もう一つ、アーニェ・コリア「コンドームの歴史」河出書房新社への速水由紀子の評から。

≪子供に腰のひけた性教育をするぐらいなら、コンドーム(避妊法全般)の存在理由を、こんなトリビアなエピソードとともに教えたほうが、よっぽど血肉になる。避妊の本質は、物理的な「隔たり」のメリットを享受する代わりに、心理的な関係性でそれを埋めることだ、という結論を導くためにも。≫

 隔たりの君臨。ユダヤ人哲学者エマニュエル・レヴィナスの哲学を思ってしまう。

 イタリア人とそれ以外の全ヨーロッ人との比較アニメ。

 ホラー小説、ホラー映画は苦手。縁がない。ネットの拾いもの。

≪彼女との初デート。

 行き先はベタに遊園地。
 男らしさを見せようとお化け屋敷へGO!
 あまりの怖さに彼女をほっぽって非常口から脱出してしまいました。

 出口で待っていたら半泣きの彼女がゾンビに連れられて出てきました 。
 彼女の怒りの視線はどんなお化けよりも怖かった・・・ 。≫