時の隔たり……ゾンビ

 朝は薄曇り、逆光でも大丈夫、アナログカメラを持って近所を廻る。今しか見られない植物の姿、レトロ物件などを撮る。これで一安心。なにせ、カメラ店フォトライフシェルパの勝又クンから、先だって頼まれて手渡した昭和レトロ物件手書き地図の、よそ者にもわかるもっと正確な縮尺版を作ってくれ、と頼まれてしまった。こういう依頼は二つ返事で受けてしまういけない性格。昨夜はブックオフ函南店へ自転車で行ってきて、それから三島市街地の案内地図をもとにA3版の手書き地図に没頭。今朝確認した物件も少し書き込む。いわゆるトマソン物件は時とともに消失してゆく。写真に記録していてよかった物件もすでにいくつも。写真の撮り時ってあるものだ。美術館へ来るとほどなくして雨。通り雨。

 昨夜久しぶりに行ったブックオフ函南店では四冊。恩田陸夜のピクニック」新潮社2004年初版帯付、多和田葉子「飛魂」講談社1998年初版帯付、石垣りん「ユーモアの鎖国ちくま文庫1987年初版、鹿島茂・編「三島由紀夫のフランス文学講座」ちくま文庫1997年初版、計420円。「夜のピクニック」は某女子大生への贈呈用。

 久しぶりに映画館へ行きたくなった……。「巨乳ドラゴン 温泉ゾンビVSストリッパー5 」。温泉ゾンビ……。知人女性が貸してくれた椹木野衣(さわらぎ・のい)「なんにもないところから芸術がはじまる」新潮社2007年初版、第二章「K.K.の密室」から。

≪けれども、テレビ・タレントとはその意味では、最初から一種のメディア・ゾンビではなかったか。≫

 ネットの拾いもの。ドイツ人観光客。

≪いまや日本でも勢力拡大してるな、ネオナチ。

 京都行った時、地図に卍のマークがたくさん描いてあって、

 そのうちいくつかの場所に行ってみたら

 スキンヘッドのネオナチがうじゃうじゃいてビビッた。≫

 5月3日(月)は開館、6日(木)に休館します。