休館日

 昨日帰りがけに東の空に虹を見た。今世紀になって初めてではないかな。地上から伸びた半分だけだったけど、いいものだ。しばらくして消えた。気分がいいので、夜ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。姫野カオルコ『不倫(レンタル』角川書店1996年初版帯付、米原万里『他諺(たげん)の空似 ことわざ人類学』光文社2006年初版帯付、『20世紀SF4 1970 年代 接続された女河出文庫2001年初版、計315円。満足。

 朝の通勤時間帯、正確には午前七時四十分、自宅前のまだ若い街路樹に車が衝突、木は根そぎ倒れた。のを、午前十時前に起きて知らされる。スゴイ音がしたというけど、知らなかったなあ。車はバンパー(?)を残して逃走。木がなかったら、我が家に突っ込んだか。それは困る。

 ネットの拾いもの。

≪うちの母は「熊野古道」を「熊の子道」だ思っている。

 こんど町内会で熊野古道へ観光に行くことになったらしく、

 「小熊の写真たくさん撮るんだ〜」

 と言って、使い捨てカメラをたくさん買ってきた。

 おもしろいから黙ってることにした。≫

≪日本ムツカシ話ですね。≫

 ネットの拾いものでわからないものがあると、熱心(?)な読者から言われることがある。「日本ムツカシ話」もそれにあたるだろう。これは、マンガ家の高信太郎(こう・しんたろう)が『小説現代』に連載した「日本むつかし話」のことを指している。よく知られたむかし話などをパロディ化、ギャク化したもので、『超日本むつかし話』講談社文庫1992年で出ている。題目は「日本むさし話」「ブス道残酷物語」番町サラダ屋敷」「年俸水滸伝」「走れメロンス」「タカの恩返し」「まぶたのカバ」「穴咲かじじい」「私本 太屁記」「老人とゴミ」「いつの踊り子」などなど。私ってなんて親切だろう。