ティーパーティ・カクテルパーティ

 昨日は安藤信哉氏の長女(といっても八十歳過ぎ)とお孫さんが久しぶりに来館。収蔵庫から数点出して往時を偲ぶ。自宅で桜家から取り寄せた鰻の蒲焼を振舞う、それからタクシーで源兵衛川〜桜川を廻る。七十年ほど前の風景を偲ぶ。

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。谷岡亜紀『鳥人の朝』思潮社2008年初版帯付、和田誠『シネマッド・カクテルパーティ』講談社1991年初版、末木文美士(すえき・ふみひこ)『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』新潮文庫1996 年2刷、計315円。『鳥人の朝』、表紙も本文も薄くて(100頁弱)2200円。すんごくコストパフォーマンスの悪い本だ。でも内容はコストに見合っているかな、とりあえずは。

 『シネマッド・カクテルパーティ』は『シネマッド・ティーパーティ』1980年の続編。後者の講談社文庫と較べると、この映画本は単行本で読んだほうが楽しめる。本文と挿絵の妙が、文庫では味わえない。それにしても和田誠の文章は、その線描画同様淡白にして要点を押さえてあって、うまいなあ、といつも思う。名文家の一人だろう。

 投票をして美術館へ来る。午後、源兵衛川の月例清掃へ。水量が例年になく多いので川へは入らず、水辺の伸びすぎた雑草を少し刈る。水中花の三島梅花藻の白い可憐な花がいっぱい咲いている。午後三時前、美術館へ。雨が降りだす。

 ネットの拾いもの。

≪七夕の短冊で印象的だった一枚。

 「何もかも人並み以上になりたい」≫

≪自分の来世が、ハエだったら…とかアリだったら…とか妄想して

 凹むときがたまにある。≫