内田公雄展最終日

 内田公雄展最終日。期間中来館者は少なかったけど、来館者には作品が深く印象づけられたようなので、展示してよかった。記録も大事、記憶も大事。

 次の水木しげる展で展示する、段ボールに詰め込んだ漫画本を美術館へ運ぶ。忘れていた漫画(週刊「少年マガジン増刊 白土三平傑作短篇集1『大摩のガロ』」1967年もあって、これは嬉しい。この『大摩のガロ』が月刊『ガロ』の誌名になった(と言われている)。水木しげる『化烏(ばけがらす)』いずみ出版社1961年の表紙絵が、まんだらけシルクスクリーンで刷られて販売されている。説明を引用。

水木しげるの貸本時代の傑作を三つ上げるとすれば、必ず筆頭にあげられる作品が、この「化烏」です。現在「化烏」は、中古市場においてもオリジナルは現存率が少なく、本作の最大の魅力といわれる表紙カバーが欠品しているものが少なくありません。内容的な評価はもとより、この作品の表紙カバー絵に魅せられたコレクターも多いのです。≫

 そんなこと書かれるとゾクゾクしてしまう。手元のオリジナルとつい見較べてしまう。この貸本が、水木しげるの貸本で最初に買ったもの。今はなき三島の古本屋富士書房の山積みになった古本の中から発掘して購入。3頁−8頁が欠けていたので、五十円(定価一六〇円)だった。四十年以上前の話。この本、発行元はいずみ出版社となっているけど、見返しには Togetsu. Shobo とある。奥付頁には「いずみ出版がはなつ!! 水木しげる二大長編」と銘打って『河童の三平 ユーモア怪談 第六集 魔女花子の巻)』』『墓場鬼太郎 現代怪談 十七集をおまち下さい』とある。『河童の三平』も『墓場鬼太郎』も、兎月書房から出ていたことになっている。参考にしている山口信ニ『水木しげる 貸本漫画のすべて』でもそうなっている。兎月書房といずみ出版の関係はどうなっているんだろう。また、『墓場鬼太郎 十七集』の予告があるのだから、『十六集』は出ていたんだろう。でもそんな記述は『水木しげる 貸本漫画のすべて』には載っていない。『墓場鬼太郎 3』兎月書房 1960年までしか記載されていない。このへんの事情は当事者でないとわからない。

 ネットの拾いもの。

≪世界の教育事情・何年勉強しても身につかないもの

 日本人の英語教育

 アメリカ人の反戦教育

 韓国人の道徳教育

 イタリア人の性教育

 中国人のマナー教育≫