旅立ち

 立秋。朝は少し涼気が立った。きょうの『ゲゲゲの女房』は、アシスタントの旅立ち。池上遼一はマンガ家として独り立ちへ、つげ義春は旅へ出る。自宅からつげ義春『流れ雲旅』朝日ソノラマ1971年初版帯付を持ってくる。「あとがき」冒頭でつげは書いている。

≪たとえばある日ぼんやりと「ここではないどこかへ行きたい」と想うとき、旅というものは始まるのだろうか。≫

 この暑さ、どこかへ行きたいとも思わない。活字を追う気力無く、駐車場に打ち水をして、あとは水木しげるではないが、ぼんやりしている。なんて言うのは私ぐらいか、朝は御殿場線下土狩駅からK美術館の北、徒歩十分ほどの窪の湧水 を通ってここから南へ十分ほどの柿田川までウォーキングの人人人。この炎天下、元気な中高年の多いこと。

 ネットの拾いもの。

≪紙粘土の注意書きに

 「食べても毒にはなりませんが、こんなものはヤギでも食べません」

 と書いてあった。≫