早朝にわか雨。それから曇天。寒陽気。この秋初めて美術館に暖房を入れる。
きょうはこの意味がわからない。
≪昔の東京人はこうした種類のご面相を称して「オヒラの長芋」といったものである。≫「停電にご注意」
おひらの長芋＝お平（平型かぶせ蓋の椀）の中に入れた長芋のように、見かけばかりでおいしくないことから＝きれいだがしまりのない顔のたとえ。
≪離婚したためメイドンネームの伊那姓にもどったという話でした。≫「材木座の殺人」
メイドンネーム＝ maiden name ＝旧姓。
「中国屏風」に≪夫の目を盗んで三人も四人もの男とへそくり合っている多情な女≫に、≪へそくるんじゃなくて乳くるんだよ≫という掛け合いがあるが、「乳くる」なんて言葉、若い人は知ってるだろうか。「父帰る」じゃあないですか、なんて言われそう。獅子文六には『父の乳』なんて小説があったなあ。
美術ジャーナリストらしい人のブログに昨日驚いた。やはり引用しておこう。
≪デッサンが見事な小磯良平は特別優れた画家ではなかったし、デッサンが下手だった山口長男もバーネット・ニューマンもフランク・ステラも一流の画家になったのだから。≫
日本語の練習。
≪ゲストへの最高のおもてなし
ゲストへの最低の押し付け ≫
