休館日

 きょうは上天気。でもお蒲団のなかでグズグズ。冬はこれが気持ちいい。

 昨日の続きみたいなことで。橋本治『江戸にフランス革命を! 』、「その後の江戸──または、石川淳のいる制度」で橋本治は書いている。

《ヨーロッパじゃ「小説は十九世紀で終わってる」ってことになるらしいけど、でも日本は違う。日本じゃまだ、小説なんかほとんど始まってさえもいない。》

 このことはよく分からなかった。小西甚一『俳句の世界』講談社学術文庫ではこう書かれている。

《近代、つまり十九世紀までの詩や小説は、作者が何かの思想をもち、その思想を表現するため、描写したり、叙述したり、解説したり、小説なら人物・背景を設定したり、筋の展開を構成したりする。》369頁

 明日へ続く(つもり)。