つりたくにこさんのマンガ原稿を片付ける。
昨日の三島由紀夫「鏡子の家」に関連して、出久根達郎『百貌百言』文春新書2001年の「あとがき」から。
《書いていて、人と人のつながりの面白さを、存分に味わった。人は思いがけぬ場で、知らずに意外な人と遭遇しているのである。》
《三島由紀夫の長編『鏡子の家家』の、鏡子のモデルとされるサロンの主人公、湯浅あつ子宅には、昭和三十年代にたくさんの人たちが集まり、三島と語り合っていた。その一人に、若き日の向田邦子がいる。》
《「ある問題に対して『ドーデモイイ』という解釈法のある事に気の付かぬ人がある。何事でもただ一つしか正しい道がないと思っているからである」》
「藤山寛美」から。
《「順番を待っているだけの人間には、永久に順番が来ない」》
「升田幸三」から。
《「人生というのは、一手違いで、一手の差で勝敗がきまる」》
「手塚治虫」から。
《作家・星新一のコメント。「文学や映像への影響だって計り知れない。こういう人はめったに出ませんよ。その彼に何の報酬があったでしょうか。文化勲章も出なかったし、芸術院会員にもならなかった。日本て国は文化の価値を見極める力がないんです」》
水木しげる……。