川に霧

 朝、近くの農業用水路の桜川に川霧がたっていた。川霧を見るのは何十年ぶりだろう。その後、源兵衛川の工事の事前打ち合わせを川に入って一時間ほど。それから美術館へ。

 昨日ふれた山田風太郎天誅」はこんな内容。日下三蔵の紹介。

《ところが、この犯人、折からの豪雨で濁流と化した川の中央の小島で、岩に突き刺さった死体となって発見されるのである。船が近づくのも困難、そもそも人間の力で、大の男を磔にできるものか?》

 奇想天外でえらく面白かったので、歌野晶午ら六人の競作『川に死体のある風景』東京創元社2006年初版を読む。六篇それぞれが工夫を凝らした出来で、なかなか面白かった。が、これら「川ミス」は、バカミス度では「天誅」にかなわない。

 ツイッターで知ったのだけど、南セントレア市も案としてあったとは。西東京市南アルプス市にはあきれたけど、挙母(ころも)という由緒ある地名があったのに豊田市にするところもある……。