八人展最終日

 今朝は寒かった。道路の水溜りが凍っていた。自転車で踏むと、パシャッと割れる。愉快。寒さを忘れて美術館へ到着。うー、寒。好天の最終日なので来館者が絶えない。皆さん、熱心に鑑賞。好評。盛況裡に無事終了。搬出終了。ホッ。

 短歌には私のまるで読めない漢字がよく出てくる。

《 やはらかき朝のひた土慰藉としてかかる咫尺を出でず破らず 》安永蕗子

 咫尺は「しせき」と読む。きわめて近い距離の意味。私には縁遠い。

《 滅びしは思想にあらねうつしみの鳥反閇はわが踏まむかな 》山中智恵子

 反閇は「へんばい」と読む。へえ〜。英語には翻訳できないだろうなあ。

 ブックオフ長泉店で四冊。田中芳樹『ラインの虜囚』講談社2005年初版函付、連城三紀彦造花の蜜角川春樹事務所2009年 6刷帯付、海老澤敏『変貌するモーツァルト岩波現代文庫2001年初版、梶龍雄『透明な季節』講談社文庫1980年初版、計420円。