のんびり過ごす。萬真智子・編『作家のかくし味』文春文庫1995年、栗本薫の文章から。
《どうして美しくて無用なものがいけないのか、どうして優雅で時代遅れなものが悪いのか──そういうことを考えながら飲むアフターヌーン・ティーは滅びの美学の味がするかもしれません。》29頁
美輪明宏の話を聞いているようだ。美輪だったら、「それがいいんですよ!」と断言するだろう。私も、滅びものは美しきかな、だ。壮大な落日の中の古代生物を描いた香山滋の初期の小説は、しびれるほどに好きだ。
午後、友だちの車でブックオフ沼津リコー通り店へ。加藤実秋『ホワイトクロウ』東京創元社2008年初版帯付、獅子宮敏彦『砂楼に登りし者たち』東京創元社2005年初版帯付、木田順一郎『二十世紀を騒がせた本』平凡社ライブラリー1999年初版、坂木司『切れない糸』創元推理文庫2009年初版、レイモンド・チャンドラー他『フィリップ・マーロウの事件』ハヤカワ文庫 2007年初版、計525円。
ネットの拾いもの。
《島耕作って 名前だけ見ると農業の人だよねw》