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 昨夜のNHK教育テレビ『ETV特集 「放射能汚染地図」』を視聴して、東電、文部科学省そして原子力保安院ら官僚に対して深い憤りを感じた。被ばく線量の多い場所に避難している人たちがいるのに、「風評被害を怖れて」知らせない官僚。20ミリシーベルトまで安全という根拠を示せない文部科学省の官僚。こいつらを総入れ替えしなければ、この国はまともにならんわ。おっと、国会議員の大部分も、だ。

 前輪がパンクしたので自転車屋で修理してもらう。地震の影響で商品の入荷が遅れていると、店主がぼやく。震災の影響はここにも。

 山口昌男『知の遠近法」岩波現代文庫2004年を読了。これは凄い本だ。視野があまりにも広くて深いので、方向音痴になってしまう。1970年代、山口昌男の本が立て続けに出たのを横目に見ていた。値段が高くて、おいそれと手が出なかった。それから三十年余、やっと文庫で読む時が来た。1977年当時単行本で読んでも、ほとんど理解できなかった、と今読んで思う。期が熟した。今ならどこが理解しにくいか、わかる。以下、明日へ続く。