花言葉

 昨日のホックが外れる問題に関して、昨夜の教育テレビ『きれいの魔法 ブラ選びで美バストに』を視聴したけど、これは話題にならなかった。ブラジャーの装着次第でこれほどに胸の形が変わるとは、魔法だ、詐欺だ。眼福。

 毎日新聞昨夕刊、鈴木英生「論の焦点 5月」から。

《 「ある集団内で皆が何も疑問を持たない大常識こそ、イデオロギーだ」。》

《 『現代思想』5月号で、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也が、原子力産業にかかわった体験を語る。安全基準を変える際は、<過去の基準が間違っていてはならない>が大前提。審議会委員に最新の専門知識なし。電力会社が国に出す安全審査書は、実質的な検討を受けず、<反対派に突っ込まれないか>が重点だった。》

《 飯田の論を読むと、安全性への疑問が思考の外部にすらない、まさにイデオロギー原発産業を支えてきたかのようだ。》

 美輪明宏花言葉』PARCO出版2010年は、彼(?)の発言をまとめたもの。

《 「知識」とはモノを知っているだけのこと。
  コンピューターと同じです。
  それを生活の中で活用するのが「教養」なのです。》

《 神様と人間のあいだに立ち、中間の卸問屋をやって、
  こういう拝み方もありまっせとと言っているのが宗教。
  神仏に対し、お力をお与えくださいと仰ぎ、
  日々の生活の中、
  自分自身も神仏と同じレベルの魂の人格まで
  高めていく作業が信仰。
  宗教と信仰の違いを見極めなければいけません。》

《 精神のバランスが崩れるのは、
  機能性・利便性・経済効率、
  そればかりに囲まれているからです。
  精神の健康を保つのは美意識なのです。
  生活にロマンの美がない人は壊れやすいのです。》

 至極真っ当なことを言っている。丸山明宏『紫の履歴書』大光社1968年を本棚から出し少し再読。たいした人だ。

 ネットの拾いもの。

《 旦那が書類を書いてて、私との続柄欄が「麦」になってた。

  金麦ってそういう意味でつか。》

 「世界記憶遺産に筑豊の炭鉱画…山本作兵衛の697点」というニュースには嬉しい驚き。美輪明宏も遺産になりそ。