展覧会二日日

 伝説のブルース歌手ロバート・ジョンソン Robert Johnson 生誕百年をネットや新聞が話題にしている。昨夜久しぶりに、二十年ほど前に出た二枚組CDを聴いたけれど、やっぱり好みではない。巧いが……。美空ひばりの歌唱力が絶賛されるけれど、声質が私の好みではないのと同じ。歌唱は評価するけど、聴き入ることはない。で、耳直し(?)にサン・ハウス&チャーリー・パットン『伝説のデルタ・ブルース・セッション1930』ブルース・インター・アクションズ1990年を聴く。演奏時間の50分ほどがたちまち過ぎてしまう。うーん、シビレル。何度聴いてもいい。

《 5月28日の水曜日、長いブルース史上でも最も凄い歴史的なレコーディング・セッションが行われたのだ。それはまさに、デルタ・ブルースの金字塔的セッションであった。(引用者:略)完成されたデルタ・ブルース・フォームと強烈な個性によるカントリー・ブルースの頂点がここにある。》日暮泰文

 雨模様なのでバスに乗る。え、いつもと違う道を行く。別の乗客が問い合わせて、運転手が気づく。途中で引き返していつもの道へ。やれやれ。バスも道を間違えることがある。

 午後、三島テレビ放送の取材。沼津市の方から自作の豆本を数冊恵まれる。縦35mm、横28mm、約30頁のちゃんとしたミニチュア本。星新一ショートショート一編を掲載。「枝豆文庫 ミニチュア書房」。非売品のこれは嬉しい。