原田恭子展四日目

 美術館の包丁の切れ味が甘くなっていたので、自宅から砥石を持ってきて久しぶりに研ぐ。安い菜切り包丁なので難しくはない。次第に輝きを増してゆく刃先。腰を据えてしまう。研ぎ過ぎはイケマセン。切るものは梨。

 十時過ぎ、原田さん来館。油絵を数点外し、持参した木版画に替える。午前十一時前には次々と来館者。やはり木版画が評判、日の丸印が増えてゆく(赤い丸紙が無くなり、赤インキで印)。

 味戸ケイコさんから電話。来年一月五日からの味戸展(東京新聞ほかの連載小説、恩田陸『夢違』の挿絵原画展)の打ち合わせ。三月十一日まで、前期後期に分けて五十点ずつを展示。

 ネットの微苦笑。

《 新装開店のスーパーに行ってきたんだけどもアンタそらもうえらい渋滞で駐車場入るのに20分待ちとか、みんな平日の昼間なのになんでスーパーとか来てんの暇なの? 》