ぐっと秋の気配が深まったので、昨夜衣装ケースから冬物を取り出し、夏物を収納。二つの衣装ケースに収まる量。これでも捨てたい衣服がある。ブックオフへ持ってゆく本もたまってきた。時が経つにつれて関心外になる本がある。歴史の本や哲学の本が特に色褪せる。流行ではないが、時代の潮流というものがある。それは時代の外れを流れていて、ある時潮目が変わると、それが以前から本流であったように感じてしまうもの。「福祉」や「環境」などなど。
逆に潮目が変わって全く忘却されてしまうものもある。忘れられてしまったものだから例を挙げられない。
水木しげるは今がモテ期。その潮目が変わって知られるようになるモテ期以前のもの=貸本漫画を底浚いして発掘するのが、古本渉猟の醍醐味かも。水木しげるの旬は貸本漫画時代にある。しかし、潮目が変わる以前に発見し、顕彰するのが、本当の醍醐味だ。潮目が変わる→モテ期を見ずに人生が終ってしまうのがほとんどだろうけど。
ネットの拾いもの。
《 モテ期って本当にあるのだろうか
死ぬまでに一度くらいはそんな経験したい 》
しみじみ同感。
昨日電話をかけてきた静岡の男性がご来館。北斎道子さんの絵を2点お買い上げ。それからもう一枚描いてほしいと北斎さん電話で依頼。北斎さんはモテ期が長い。