KY・JK・KB

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。藤原伊織『名残り火』文春文庫2010年初版、日本推理作家協会編『ミステリー傑作選 Play 推理遊戯』講談社文庫2011年初版、計210円。

 以前KYが「空気が読めない」の略号で話題だった。次にJK、「女子高生」が現れ、今はKB、「華麗なる貧乏」だって。へえ〜。いいねえ。貧困だったら、華麗なんて言ってられない。

 最近気に入っている新語が小エネ。省エネから小エネ。省くのではなく、小さくする。小さな生活への時代の転換、志向が見えてくるよう。K美術館も省エネは心がけているし、小エネとしては、私一人で運営にまで至っている。小さくすれば、来館者が減る、と予想されたけど、逆に増えている。そして賑やか、朗らか、愉快度が増している。資金面で不自由を感じるけれども、それゆえ様々な局面で工夫し、緩急自在度が増したせいだと思う。

《 日本語てのは面白いな。不自由のなかに自由がある。》福永武彦『海市』

 ネットの拾いもの。

《 JR北海道の車掌が、勤務中、走行している列車内で読書していたというニュース。

  車掌さんが読んでいた本。文庫本だったらしい。やっぱり、トラベルミステリー?

  もしも読書のせいで列車事故が起きたら、帯のキャッチにする手もある。

  「この文庫がすごい事故!」

  車掌さんの絶賛のコメントも

  「時間を忘れてページをめくり、時刻表も忘れた!」》

 読んでいた本は宮本輝「ドナウの旅人」新潮文庫とか。