鹿野島義子展ニ日目

 昨日午後、今季初めてエアコンの暖房を少しの間運転した。きょうは朝から暖房。十時前に早、来館者たち。祝日だからかな。午後、鎌倉在住の歌人照屋眞理子 さんのご主人が初来館。ご主人は俳句のほうがいいんじゃないかな、と仰る。うーん、優劣つけがたい。それにしても、ご本人に会う以前にご主人に会うとは。2月23日の日録から再掲。

《 < 時の流れ(レール・デュ・タン) >終(つひ)の一滴馨りたち掌上軽し一壜の虚無 》

《 やすやすと人を忘れて歳月の梢に咲かす花のかずかず  》

《 ヨカナーンの首もなければ古伊万里の皿はしづかに秋風を盛る 》

《 夢にさへ雨降る夜のアスファルト夢をこぼれて鳴る千の鈴 》

《 あなうらにかすかに砂は残りたり夢に銀河を流れるあした 》

《 わが目よりやや高き枝にかかる月死後あらば今日をしのぶよすが 》

《 唄ひゐしうたも忘れて百年の後は夕日に咲く曼珠沙華 》

《 目を閉じて夜毎の夢もはかなしと見開きて見る千年の夢 》

 ネットの拾いもの。

《 寝台タクシー(付き添い)、車椅子リフトタクシー(付き添い)、救急車(付き添い・当事者)、パトカー(当事者)はクリアしたので、私も残すは消防車と護送車のみです! 》

 救急車(当事者)以外は乗ったことがない。完乗にはまだまだ先が長い。老い先は短い。霊柩車の付き添いはしたけど、当事者で乗るには……。