おかんアート

 富士山、上半分が雪化粧。十時前から来館者。ふう。

 「おかんアート」を知った。都築響一の紹介文から。

《 メインストリームのファインアートから離れた「極北」で息づくのがアウトサイダー・アートであるとすれば、もうひとつ、もしかしたら正反対の「極南」で優しく育まれているアートフォームがある。それが「おかんアート」。その名のとおり、「おかあさんがつくるアート」のことだ。なにそれ?と思うひともいるだろうが、たとえば久しぶりに実家に帰ると、いつのまにか増えている「軍手のうさぎ」とか、スナックのカウンターにある「タバコの空き箱でつくった傘」とか、あるでしょ。ああいうやつです。》

《 首っ丈の会による「おかんアート」の定義とは:

1)基本的に、非常に役に立つとは言い切れないが勢いはある。
2)いらないものの再利用(眠った子を起こす)。
3)飾る場所に困る。飾るときはビニールに入れたままにしたりする。
4)部屋のあらゆる場所に侵攻してくる。
5)センスが良いなど気にせず、セメントのズレなんかも気にしない。
6)なのに、暖かみだけは、熱いほどある。
7)作りすぎて置き場がなくなり、人への配布をスタートする。
8)置いた瞬間、どんなにおしゃれな部屋ももっさりさせる破壊力大。
9)とぼけた顔にイラッと来るか、なごまされるかはあなた次第。
10)フィーリングで作るキティとドラえもんは危険。 》

 昨朝バスに乗って来る時、何気なく造花店のショーウィンドウを眺めたら、なんとそこには「おかんアート」。目をそらしたくなるほど面白くないものだ。みうらじゅんの「 いやげもの」以来だ。カメラ片手に「おかんアート」探索に出かけたくなった。ぞくぞくする。

 ネットの拾いもの。

《 明日からの土日

  場外馬券売り場で呑む熱燗・・・

  見事的中してればコレに勝る美味い酒は無い  》

  外れたら?