『サンデー毎日』の見出し。《 「震」に「辰」あり 》。ありうるなあ。しかし、震えるのは体。未明に雨。周囲の山はまだら雪模様。富士山は、昨日とは打って変わって雪化粧。
今、中沢新一『はじまりのレーニン』岩波現代文庫2008年3刷を読んでいる。「第三章 ヘーゲルの再発見」から。
《 そのころ、ヨーロッパの全土には、第一次大戦の戦火がますます広がっていた。》
《 すべてが流動していた。ヨーロッパのあらゆる国々を動揺させている、この戦争のなかから、革命の生まれる可能性が、胎動していた。しかし、その可能性を現実化する主体の側には、そのために必要な「意識」が欠けていた。希望の萌芽は、たしかに大地の下に芽吹いているようだった。だが、地上では、いっさいの希望を凍え死にさせる無力感が、あたりを支配していた。》
きょうは阪神淡路大震災の記念日。東日本大震災と原発災害そしてEUの通貨危機を目の当たりにして、このくだりがやけに印象深い。
国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の厖大な中間報告書は、すごい。機器への未熟なマニュアル認識と危機対応のまずさが重なって甚大な原発災害へ発展していった。
加藤陽子は15日の毎日新聞コラム「時代の風」、「原発事故の原因」をこう結んでいる。
《 資料編も見ていただきたい。VI章─13「アクシデントマネジメントに関する教育等の方法及び頻度」という東電の内部資料。本資料からは、運転員を対象とした事故時の対応につきいかなる教育研修がなされていたか分かる。頻度は年1回、方法は自習と運転責任者による講義だけなのだ。/ あれほど法的規制好きな霞が関が何故、自習と講義程度の研修でパスさせたのか。本紙の昨年9月25日付朝刊が明らかにした、東電への天下り50人以上、との事実がその背景だとすれば、あまりの分かりやすさに慄然となる。》
ネットの拾いもの。
《 何を食べたのか忘れるはど忘れ
食べたことを忘れるのが認知症 》
東電と政治家官僚はどっちだろう。
《 首相がキティちゃんだったら、どれほどマシだったか……
副首相はフランケンだけど…… 》
《 「局部麻酔」と聞いても、それが身体のどの部分かはわからないのに、
「局部切断」だと、一発であそこだとわかっちゃう日本語の不思議。 》