1984

 昨朝はこの冬一番の冷え込みだったけど、立春というのに今朝も冷える。しばし蓑虫状態。それにも飽きていつもの時間に蒲団を出る。

 ブックオフ長泉店には村上春樹1Q84 BOOK1』新潮社が105円棚に。ジョージ・オーウェル『1984』は昔読んだ。

 由紀さおりのアルバム『1969』に刺激されて、先だってカセットテープの棚から取り出して聴いたのが、高橋真梨子のカバー曲集『紗』。近藤真彦『愚か者』、タイガース『花の首飾り』、井上陽水『ジェラシー』、松田聖子sweet memories 』そして中森明菜『 desire -情熱- 』など十曲。1989年の作品だ。今聴いてみると、オリジナルのほうがいい。井上陽水のカバー曲集『 UNITED COVER 』2001年収録の『花の首飾り』のほうが断然いい。高橋真梨子のは、特にカッコよくと意気込んだ演奏が時代の制約=古さを感じさせる。残酷なまでの歳月による風化の力。

 にわかに昭和歌謡を聴きだした。中森明菜のベスト盤CDを聴いて『十戒1984)』にああ、やっぱりいいなあ、とオリジナルのEP盤を取り出して聴く。それから大好きな昭和の歌のEP盤(17センチ・ドーナッツ盤。平成には絶滅していたなあ)をかけまくる。で、気づいた。あの盤もこの盤も1984(昭和59)年の歌だ。

  中森明菜十戒1984)』

  田原俊彦チャールストンにはまだ早い』

  小林麻美『雨音はショパンの調べ』

  薬師丸ひろ子『メイン・テーマ』

  チェッカーズ『ジュリアに傷心(ハートブレイク)』

  井上陽水『いっそ セレナーデ』

  安全地帯『恋の予感』

  内山田洋とクール・ファイブ『恋さぐり 夢さぐり』

  原大輔『流されて』

  西島三重子『夕闇のふたり』

 いやあ驚いた。1984年のドーナッツ盤をこんなに買っていたとは。それぞれの歌にはそれぞれの哀しい思い出が貼りついている。封印していた記憶の函の蓋が開いてしまう。若かったあの頃。若過ぎたあの頃。(知人が♪胸さぐり股さぐり〜♪と歌っていたのはヒミツだ)それにしても、全曲 You Tube で聴けるとは。

 ネットの拾いもの。富士山で地震

《 富士山の地下から、なにか怪獣でも出てきそうな勢いだな。

  自殺の名所 富士の樹海ってあったじゃない?

  異常現象で自殺した死体が生き返ってさまよってるんだって。

  死霊の盆踊りかい。》