坂田明/オカン・アート

 毎日新聞昨夕刊、川崎浩「POPS こぼれっ話」は「今時のフリージャズ  過激続けて、坂田明」。アルトサックス奏者、67歳。

《 徹底して、「フリー」を吹きまくったアルバム「ちからもち 空を飛ぶ!」(キング)を発表し、度肝を抜かれた。》

《 フリージャズは、1950年代半ばから、オーネット・コールマンらが提唱し、60年代にピークを迎えたジャズのスタイル。》

《 が、70年代半ばになると、一気に大衆音楽の表舞台から消え去った。「重・暗・難」に「騒」まで加わるのだから、当然か。》

《 それから40年。坂田は、その灯を守り続け、盟友・山下洋輔や若き顔外の仲間と、ここに現代のフリーを提示して見せたのだ。》

 坂田明のLPアルバム二枚を聴いた。『テノク・サカナ』1980年のキャッチコピー。

《 世紀のスーパー・スター " 坂田明 " がアナーキイ・ダブ・テクノに挑戦!! 》

 もう一枚は『サカタ・オーケストラ「ベルリン28」』1982年。ベルリンでの1981年のライヴ録音。当時と変わらない印象。1970年代の山下洋輔トリオの時のほうが断然エキサイティングでスリリングだった。新作はどうだろう。

 画家福山知佐子さんの 発言にうなずく。

《 私は記号的なものは衝撃にならないと思う。》

 NHK総合、土曜日夜の番組『東京カワイイTV』の終わりに、視聴者手作りの「Myカワイイ」が紹介されている。「粘土で作ったイチゴタルト」「ハンドメイド 美・ママバッグ」「手作りスイーツデコ」「ソックラビット(靴下で作ってある)」などなど。コレって、21世紀のオカン・アートだと思う。

 ネットの見聞。

《 東京スカイツリーのマスコットキャラは、「ソラカラちゃん」。》