パラドックス/SFスナイパー

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。笠井潔オイディプス症候群』光文社2002年2刷、門井慶喜『おさがしの本は』光文社文庫2011年初版、計210円。前者、贈呈用が二冊に。ミステリ好きに贈ろうと思っているけど、これは人を選ぶからなあ、と躊躇しつつ、買ってしまう。

 昨夜から雨。梅雨入り。午前四時過ぎ、揺れで目覚める。

《 静岡県中部で強い揺れ。気象庁によると、震源静岡県中部。M4.1、深さ約30km。最大震度3。AQUA速報によると、南北方向に圧縮軸を持つ横ずれ型。東海地震のようなプレート境界ではなく、2009年8月の駿河湾地震と同じフィリピン海プレート内部での地震。 》

 昨日の続き。「日本ミステリー暗黒史」では村上春樹品川猿」も取り上げられている。

《 これらのバカミスについては、そのおもしろさ/狂気性については何度も述べてきたので、これ以上は語らない。 》

 私は知らんが。再読。奇妙な短篇だ。綾辻行人「どんどん橋、落ちた」や木川明彦「黒い老人」に連想がつながる。後者は『パラドックス32号 変格探偵特集』SF研究会パラドックス1992年に初掲載、それから『SFスナイパー』副題が「『パラドックス』SF傑作選」ミリオン出版1998年に再録された。渋い短篇で、私の好み。

 都築響一『東京右半分』の表紙はオリエント工業のキャンディドール。たまらんなあ。

《 いま東京の若者たちがみずから見つけつつある新たなプレイグラウンド、それが「東京の右半分」だ。この都市のクリエイティブなパワー・バランスが、いま確実に東、つまり右半分に移動しつつあることを、君はもう知っているか。 (序文より)》

 ネットの拾いもの。

《 「マルタの画家」というアイディア思いついた。「時をかける僧正」にしてもそうだがべつにダジャレのためにアイディアをつくっているわけではないよ。 》某ミステリ作家

 ダジャレの題、一例。「一、ニ、三──死」「まだらのひもの」「そしてオリンエント急行から誰もいなくなった」。

《 コンビニのコピー機んとこに殺人計画って書いたメモ置き忘れてきたっぽい。 》某ミステリ作家

《 某テレビ局から、オウムの高橋克也容疑者の行方についてスタジオで推理していただけないかと打診。 》某ミステリ作家

 ネットのうなずき。

《 福島第一原発事故の原因を調査する国会の原発事故調査委員会黒川清委員長は8日、野田首相が記者会見で、「国民の生活を守るために、大飯原発(福井・おおい町)3・4号機の再稼働が必要だ」と国民に理解を求めたことについて、「ぜひ国会から委託された独立した調査、その報告をしっかり見て、何も待たないで(再稼働を)やるのかなと。国家の信頼のメルトダウンが起こっているんじゃないのというのが私の感じです」と話した。 》