新制作展、国立新美術館への搬入で白砂勝敏氏の木彫作品は、異彩を放っていたようだ。他の人の作品と見較べて「異質だと感じました」と白砂氏は述べていたが、そうだったろうなあ。木彫の常識を根底から揺さぶる造形だから。ファン・ゴッホの浮世絵、パブロ・ピカソのアフリカの仮面のように。けれども、そこに同郷の美からかけ離れた異郷の美がある。具眼の士、見識のある人たちが新制作展にいてよかった。
去年、氏の木彫椅子について「誰も見たことのない椅子」というコピーを作ったけれど、今回の木彫作品は、誰も作ったことのない不可思議な「生命の炎舞・動態を深く刻んだ斬新な木彫作品」だから。
ネットのうなずき。
《 あたちは自分で思っているよりも、目に映る世界のことをほんの少ししか見ていない。ときどき、カメラのファインダーを覗くと、そんなことを感じる。 》 相沢沙呼
ネットの見つけもの。
《 鉛筆で一本の線を引いてもらっただけでその人のいろいろなことがわかる。文字ならなをさら。 》 早坂類
《 亀甲綴じ、麻葉綴じ、高貴綴じ、菱形綴じ。 》
和本の綴じ方。……縛り方ではない(勘違いするのは私だけか)。
You Tube に載っているアニメ『「フカシギ」の数え方』が凄い。同じところを通らない数え方……気が遠くなる。