伊藤快彦(やすひこ)

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。荒木経惟(のぶよし)『写真への旅』光文社文庫2007年初版、黒田草臣(くさおみ)『終(つい)の器選び』光文社新書2006年初版、計210円。人名の読み方は難しい。

 先だって京都の星野画廊から『京都画壇の先達・伊藤快彦遺作展』図録を恵まれる。

《 これまで美術館での回顧展の開催も図られることなく、一部の研究者を除き注目されることがなかった。 》 案内葉書より

 星野画廊の案内葉書では快彦「やすひこ」。ネットでは「よしひこ」とある。画廊に問い合わせた。

《 いとう・やすひこが正しいものです。 星野桂三 》

 これは大変。『日本美術史』美術出版社2000年19刷でも「よしひこ」。木版画絵師高橋松亭が広島で原爆にあって死亡、なんて間違いが『浮世絵の歴史』美術出版社に堂々と記載されていた(私の指摘後、東京で病死に訂正)くらいだから。

 ネットの見聞。

《 Chim↑Pom展開催に伴い、渋谷パルコ巨大ネオン(公園通り側)の「P」と「C」を撤去し、パルコミュージアムへ移設を行いました。「P」「C」は現在ミュージアム内で展示作業中です。 》

 同じようなことを考えているなあ。近々催される沼津市のアーケード名店街のアート・イヴェントにあわせて、道路を跨ぐ看板の字を少し隠して「アート名店街」という案を先だって提案した。受けた。それはさておき。

《 『公園通り』をヒタヒタ上がり、オシャレの牙城『渋谷PARCO PART1』へ。あれ?正面入口上にある、ランドマークとも言える巨大な看板文字が、ずいぶんな勢いで欠落している!『PARCO』が『 AR O』に…一体どうしたんだ、この体たらくは! 》

 ネットの拾いもの。

《 アサヒ芸能の中吊り広告のキャッチコピー、「エッチ明察」 》

 私的備忘録

《 デュレンマット『失脚/巫女の死』光文社古典新訳文庫 》