彼岸の中日

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。岩崎信也『食べもの屋の昭和』新潮文庫2011年初版、岡本太郎『美の呪力』新潮文庫2011年6刷、計210円。

 安藤信哉のご遺族が小平市から来館。K美術館での展示はこれが最後。

 ネットの見聞。

《 日本橋丸善の3Fギャラリーで開かれている「丸善版画特選展」を見る。東山魁夷平山郁夫加山又造片岡球子熊谷守一千住博、中島千波、小倉遊亀など錚々たる画家たちの版画作品が驚くほどの高額で並んでいる。主な画家の最高額を紹介すると、東山魁夷440万円、千住博399万円、片岡球子262万円、平山郁夫178万円などだ。東山、千住の高額ぶりと平山の凋落が目立つ。 》

 ネットの拾いもの。

《 おととい不意に250円の銀行入金があった。昨日「入金額を間違えました。差額を21日に入金します」とメールがあった。わくわくしながらケータイで入金額をチェックした。35円だった。 》

  薄衣野口も薄く野分ゆき小銭の音にぞ驚かれぬる   詠み人知らず

 先だっての雨以降、朝晩ずいぶん涼しくなった。きょうは彼岸の中日、暑さ寒さも彼岸まで、とはいうが、この夏懐はずっと涼しかったわい。スペインの断崖絶壁の「王の小道」のエル・カミニート・デル・レイのような涼しさ。

《 「どうして葬儀場がこんなに狭いんだ」「マリーの遺言でな、故人マリーとした葬式になったんだ。」  》