後半へ

 下山昇木彫展示は後半へ。来し方を思ふ。思うではなく、思ふだな。思へば遠い去年の初夏であつたか、下山氏に個展を持ちかけたのは。当初は乗り気ではなかつたけれども、次第に創作意欲に火が点り、このやうな素晴らしい展示になつた。企画展の醍醐味を味はふ。愉快也。……古文調は柄でもない、止〜めた。

 そういいえば、新宿の紀伊国屋画廊は今年限りで閉じると、人形作家の浜いさを氏からの個展案内状にあった。思い出深い画廊だった。

 この射程、奥深い。そそられる視点だ。→《 漱石から春樹まで 》

 ネットの拾いもの。

《 東京都知事直木賞作家、芥川賞作家と続いたから次は推理作家協会賞受賞作家だな(鯨統一郎『九つの殺人メルヘン』光文社文庫より)。いや、ノンフィクション賞作家になりそう。 》