小口と天地が黄色

 打ち合わせたかのように、来館者が入れ替わる。

 ふっと思い出したこと。先だっての東京行きで、地下鉄に乗車したときのこと。若い女性たちがケータイやスマホの画面をじっと見つめているありふれた光景のなかで、座席に座ったスーツ姿の若い男性が軽装本をしっかり読んでいる。おお、小口と天地がが黄色い。ハヤカワ・ポケット・ミステリだ。それもかなり厚いものの最終頁に近い。うれしくなった。

 ネットの見聞。

《 森繁久彌(2009年11月10日没)

  森 光子(2012年11月10日没) 》

《 ほとんどの人は、自分が普段食べている食品の「正体」を知らない。朝食で食べるうめぼしが、梅エキスを搾り取られた出がらしに、添加物で味を調えた廃棄寸前の梅で出来ていることを。 スーパーに並ぶサイコロステーキが、クズ肉を破砕し添加物の力で油と一緒に融合したものであることを。 ファストフードのシェイクが牛乳や卵や生クリームではなく、水とガムシロップとサラダ油で出来ていることを。 》 ニセモノ食品の正体

 ネットの拾いもの。

《 石原新党の名前は「太陽の塔」だと思っておりましたわ。小説家が党を結成したら、タイトルから取るのね。じゃあ、萩原朔太郎は「月の党」かしら。あ、『月に吠えろ!』は、鯨統一郎さんだわね。ミシマはやっぱり「憂国党」?  》

《 ボージョレ女房 》