白砂勝敏展初日

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で四冊。網野善彦『東と西の語る日本の歴史』講談社学術文庫2000年7刷、大阪圭吾『とむらい機関車』創元推理文庫2001年初版、二階堂黎人・編『密室殺人大百科(上・下)』講談社文庫2003年初版、計420円。後の三冊は贈呈用。さて、どなたに贈るか。

 雨なのでバス。昼前に静岡新聞の取材。午後、つぎつぎと来館者。和やかに好評裡に過ぎてゆく。ほっ。

 横溝正史『獄門島』角川文庫について芦辺拓の書き込みから。

《 もう一つの問題は、黒背緑文字の旧版から現行版への以降の過程でなされた章割りの変更です。 》

《 たとえば横溝ファンの協力を得て調べたのですが、『獄門島』は元来「第一章 金田一耕助島へいく」から「第二十五章 封建的な、あまりに封建的な」+「大団円」という構成なのに、現行版は「プロローグ 金田一耕助島へいく」「第一章」〜「第七章」「エピローグ」となっており、生前の刊本とあまりに異なっております。 》

《 この内容に旧バージョンの杉本一文画伯のカバーをかけることはどうにもチグハグな感を否めません。といって文字バージョンは多くの読者の望むところではないでしょうし、できれば内容そのものの旧版復帰を願いたいところですが、 もとより今回の重版には間に合わないとすれば、せめてこのような改変が行なわれた事実だけでも、今後のためにお心に留めていただければと思います。 》

 手元の角川文庫の表紙は杉本一文の絵だった。構成も旧いもの。

 山口晃『ヘンな日本美術史』祥伝社が面白そうだ。以下の紹介文で読んでみようか、という気になった。

《 そして月岡芳年や川村清雄ら、西洋的写実を知ってしまった時代の日本人絵師たちの苦悩と試行錯誤…。 》

 この二人の絵にはデッサンを頑張らなくては、というどこか窮屈な思い入れを感じる。

 ネットの拾いもの。

《 小学生の頃。ゆでるのがめんどくさかったので、ガスコンロの真ん中の窪みに生卵を立て、直火を当てた。大爆発して黄身が天井まで飛んだ。そこには、割れた殻が刺さったみたいにへばりついていた。 》

《 ウチの部長がブラック企業イコール黒字企業だと思ってることが訓辞で発覚。 》

《 飛行中のアナウンス「お客様の中にパイロットはいらっしゃいませんか」 》