1月 5日(土) 明治漢詩文集

 小寒。寒い。二階の収蔵庫から額装された絵を一階へ下ろす作業をゆっくりゆっくり、休み休み。ここでギックリ腰になったら……笑えぬ寝正月だ。

 昨日取り上げた明治文學全集『62 明治漢詩文集』筑摩書房1983年初版、神田喜一郎の「編者後記」から。

《 明治の漢詩文について研究したものは極めて少ない。殆ど絶無に等しいといってよいくらいである。 》

《 いったい明治の漢詩は、前にも述べておいたが、日本に漢詩あって以来、空前の発達を遂げたのである。殊に後半期、細かにいうと、明治二十年から三十七、八年に至るまでの間であるが、その間が著しかった。 》

 漢詩に対して生まれた新体詩

《 明治期に作られた文語定型詩。1882年(明治15)刊行の井上哲次郎・矢田部良吉・外山正一の『新体詩抄』に始まる。それ以前は、詩といえば漢詩を意味したが、西洋のpoetryに相当する日本の新しい詩歌として作られた。 》

 新体詩=文語定型詩はその後、口語定型詩、口語自由詩へと発展していったが、漢詩は。

 この巻、当時は3800円だった。今回は函無しで定価7875円(本体価格 7500円)。やっぱり、うーん。

 ネットの見聞。

《  日本のメーカーが弱体化したから日本は凋落し始めたというのは全くあたっていない。バブル崩壊の中で財務省(大蔵省)の天下り先の金融機関を守る為に国民の金利を奪い疲弊させ円高攻撃もありメーカーも疲弊。そもそもメーカの創出した国富をマネジメントできなかった金融業界や金融政策が根本原因。 》 JAPAN ART LINK

《 既出だが重要なので。06年に吉井英勝議員に「津波による電源喪失」の危険性を指摘されながら、対策なしに「安全の確保に万全を期している」とうそぶいたのが安倍晋三その人。当時の経産相甘利明氏(現経済再生相)。福一原発事故の戦犯との反省も無く、脱原発見直し、新規原発建設を主張。 》 志葉玲

 ネットの拾いもの。

《 さ、これで仕事に集中できる。がんばろっと。 》