1989年平成始まる

 昼食後、息抜きにブックオフ長泉店をのぞく。多木浩二『絵で見るフランス革命岩波新書1989年初版、石持浅海(いしもち・あさみ)『Rのつく月には気をつけよう』祥伝社文庫2010年初版、高橋克彦『浮世絵ミステリーゾーン』1992年4刷、真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)『地図男』MF文庫ダ・ヴィンチ2011年初版、計420円。

 新聞の大きい紙面を広げて読むのが好き。一面の記事の構成に注目する。一昨日の毎日新聞「今週の本棚」の紙面は、マーク・チャンギジー『ひとの目、驚異の進化』インターシフトへの養老孟司評、佐々木幹郎『瓦礫の下から唄が聴こえる』みすず書房への川本三郎評そして池上彰の「この3冊 今年読むべき本」の三記事。下段に文化出版局の本の広告。

 養老孟司評から。

《 われわれは年中「見ている」が、いったいなにをどう見ているのだろうか。 》

 川本三郎評から。

《 「昨日考えていたことが今日通用しなくなる」 》

 池上彰の「この3冊」から。

《 「ラディカルに考えてリアルに実践する」 》

 文化出版局の広告は大きく、『男の美学 高田純次』。横の吹き出し

《 「高田純次 男の微学」ともいう 》

 池上彰の「この3冊」にはこんな一文も。

《 「最近の日本人は小粒になって、リーダーが生まれなくなった」と嘆く人がいますが、リーダー不在は昔からのことだったのです。 》

 長田弘『すべてきみに宛てた手紙』晶文社2001年初版、「手紙 25」から。

《 一九六○年代にはいって、たとえばチャーチルやドゴールを最後に、いわゆる「大」のつく政治家がいなくなったあたりから、時代の主人公が「人」ではなくなったのでしょう。 》

《 「人」が主人公でなくなっていった六○年代を境に、時代の主人公のように登場したのは「物」であり、時代の表情をはっきりと記憶にのこすものとなったのが、「物」でした。 》

 ネットの見聞。

《 GEは役目を終えた原発と言うコンテンツを東芝に押し付け、あり余るシェールガスを背景にして日々技術更新されている火発でインド&中国市場にのりこもうとしている中、経団連を始め日本のトップ企業は、アメリカが捨て始めたシナリオに固執し、政治をつついてその結果、国家丸ごと沈もうとしている。 》 フジヤマ ガイチ

 ネットのうなずき。

《 を購入…あぁ、またしても私は何を買っているのか…。 》

《 そうだ!今日は平成の誕生日 》