倉庫へ収蔵する本と美術品の選別を終え、昨日から安藤信哉の絵を梱包している。エアパッキンでぐるっと巻くだけだけれど、床に置いて巻くので、けっこう骨が折れる。ふう。休み休みの作業。
高橋克彦『浮世絵ミステリーゾーン』講談社文庫では当然、秘画=春画にも言及されている。
《 ところで、この機会になぜ秘画の研究が必要か、それを説明したい。一番はその膨大な数だ。幕府から禁止されていたに拘わらず、浮世絵のほぼ半数がこの秘画で占められている状態だ。中には秘画でしか作品を見ることのできない絵師も無数に存在する。 》238頁
《 秘密出版であるから値段も関係がない。良いものは高く売れる。そこで版元や絵師たちは持てる技術をそっくりと投入し、その時代の最高レベルの作品を出版しつづけた。 》238-239頁
今読むと胸にじいんと迫る箇所もある。
《 国家意識の上で江戸と今では、まさに天と地ほどの断絶がある。 》247頁
《 彼らにとっての国とは、自分が暮らしている藩であり、決して日本全体ではない。 》247頁
《 日本が真の意味で単一国家となったのは明治からなのだ。 》248頁
《 浮世絵はあくまでも江戸絵である。江戸の実態は伝えても東北は彼らの関心の枠外にあった。 》250頁
ネットの拾いもの。「駅弁大会チラシの駅弁の名前を組み合わせていちばんいやらしい弁当を作ったやつが優勝2013 」抜粋。
《 どて開拓、どまん中にうに壺の輝き
豚マダム松茸お持ち帰り
きんつばしゃぶしゃぶあわびうに飯
300系ご褒美。肉どまん中
ご褒美。まぼろしのしゃぶしゃぶ肉まんあんまん味くらべ
マダムごきげん お召し上がり用金時 》
《 「本能寺の大変」 》